いつも使用しているビニモダブルロー0番が終わりそうになったタイミングで
以前から気になっていたビニモMBTの小巻を見つけたので買ってみた。

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そもそもビニモとは何かと申しますとミシン用の化繊糸です。

そのビニモを手縫い用にロウ引きしたのがビニモダブルローで小巻で90m
カラーが豊富で使いやすいですが、糸に含んでいるロウが多い為
毎回、糸を布でこしてロウを取ってから使用しています。

ビニモMBTとはビニモ糸の中心に接着加工を施し、ほつれにくい糸です

通常ミシン糸は工業用の為、コーンサイズで大体1000mあったりしますので
お試しで買うのは躊躇いますが
今回、40mの小巻を見つけ購入しました。

・糸 ビニモダブルロー0番を替えるきっかけはロウの多さと糸の太さ

ロウが多く感じるのと使用している菱目打ち(ひうちや)8本刃に対して糸が太い

0番だと仕立てた際のぷっくりが強めに出ている

糸の凸が強く出てしまうと
スレにより化繊糸でも切れやすくなる可能性が高くなります。

以下の写真は糸のサンプルです。

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革ゲージで計測
ビニモダブルロー 0番 約0.6mm~
ビニモMBT 1番 約0.45mm~0.5mm
シニュー糸 割かずに手ヨリ 約0.4~0.55mm~?

写真を拡大して見ていただくとわかるかと思いますが
ダブルロー0番は太く凸っています。
ビニモMBT 1番はそんなに凸ってなくいい塩梅

ミシン糸の場合、数字が小さいほど太く、大きいほど細くなります。

自分が以前使用していた橋印の麻糸、16/3が菱目打ち8本との相性が良かったですね
革ゲージで測ってみると約0.5~0.55mm

・使用感
ビニモMBTは接着加工されているのでそのまま手縫いしてもよりがほどけることは無いので
扱いやすいです。
ただ糸の表面はつるつるしているのでそのままだと初めの一目二目は糸が滑りやすいので
軽くロウ引きをしたほうが滑り止めになります。
後、麻糸でもミシン糸でも手縫いの場合、仕立ている最中は糸のヨリが緩くなりやすいので
緩まないように軽くヨリながら縫ったほうが縫い目がピっとして綺麗です。
ヨリが緩むとどうしても、ポヤっとした印象になりやすいので
気を付けないと。